青汁新聞【ケールの成分や効果、レシピなどを紹介】

南国中央病院・副院長 速瀬啓純(はやせよしずみ)先生のコラムや遠藤青汁の新商品、ケールを使ったレシピなどを紹介しています。

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【青汁新聞 No.48】  平成14年(2002)1月1日  風邪の予防と対策    

投稿日:2017年9月26日 更新日:

【青汁新聞 No.48】
平成14年(2002)1月1日

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風邪の予防と対策

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します!
皆さん楽しいお正月休みを過ごされましたか?風邪をひいて寝正月だったなんて、悲しい休日を過ごした方がご愛飲者の中にはもちろんいらっしゃらなかったとお祈りしていますが、風邪は万病の元と言われます。今回は今一度風邪についてリサーチしてみました。

●風邪をひくのはなぜ?
風邪のほとんどはウイルス感染によってひきおこされます。現在発見されている風邪のウイルスはインフルエンザウイルスを含めて約120種類といわれています。一つのウイルスに感染すると、体内に抗体ができるので、そのウイルスには二度と感染しませんが、次に侵入したウイルスが別のものであれば、その抗体は役に立たず、再び風邪をひいてしまいます。一年に何回も風邪をひく人がいるのも、風邪ウイルスが一つではないところに原因があるのです。
人間は本来、病原菌と戦う抵抗力を持っています。それが栄養の偏りや不規則な生活により、抵抗力が弱まっていると、風邪のウイルスが体内に侵入してきてもそれに打ち勝つことができません。風邪をひいてしまうということは、体力の低下を伝える信号でもあるのです。

●風邪の予防
なんといってもウイルスをもらわないようにするのが一番ですが、風邪のウイルスはいたるところに潜んでいる上、風邪が怖いからといって外出しないわけにはいきません。風邪をひかない為には普段から次の事を心がけてみてください。

〈一つ〉手洗いとうがいをするべし
水よりもぬるま湯、ぬるま湯よりも殺菌作用のあるうがい薬が効果があります。簡単にできる効果的な方法では、「塩水うがい」がよいといわれています。

〈一つ〉空気の乾燥を防ぐべし
風邪のウイルスは気温が低くて乾燥した環境を好みます。室内にいるときは出来るだけ暖かくし、加湿器などを使って空気の乾燥を防ぐと効果的です。

〈一つ〉十分な抵抗力をつけておくべし
最後に一番大切な事は、ウイルスが侵入しても、体に十分な抵抗力があれば感染せずに済むということです。遠藤青汁には免疫力を高めるビタミンC、粘膜を丈夫にするビタミンAをはじめ、日常生活に必要なビタミンミネラルが豊富に含まれています。実際ご愛飲者からは風邪をひきにくくなった、というようなうれしい声も多数お寄せいただいております。青汁を飲んで栄養バランスのよい食事を心掛け、普段から体のコンディションを整えておくことが風邪の予防につながります。

●風邪をひいてしまったら?
風邪に特効薬はありません。市販薬も病院で処方される薬も、咳や喉の痛み、頭痛といった症状を緩和する為のもので、ウイルス自体を殺すものではありません。最終的に風邪を治すには、自分自身の自然治癒力が頼り。体の免疫力が最大限に発揮できるよう、環境を整えてあげる事が大切です。風邪をひいたとわかったら、出来るだけ安静を保つ事で、体の免疫機能は最大限に働きますから、おとなしく寝ていることが最良の治療法となります。

一方で消化機能が低下することもあって、食欲不振になりがちです。また、ウイルスとの闘いの過程で、ビタミンCが大量に消費されます。そこで風邪をひいた時は、消化が良くすぐにエネルギーに変わる炭水化物や糖分を中心に、新鮮な野菜や果物をとるように心がけます。発熱や下痢がある場合は、脱水症状にならないように、十分な水分補給も忘れずに。

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生産者を訪ねて〜新潟県〜

新鮮な青汁を、毎日皆様のお手元へ届けるために、県外にもケール契約農家さんがいらっしゃるのをご存知ですか?今回は、新潟県の生産者の方々を訪ねてみました。

遠藤青汁は、皆様のお手元に年間を通して毎日配達させていただいております。もちろん、原料となるケールは一年中栽培、収穫して、新鮮なままのジュースを皆様のお手元へお届けしています。
遠藤青汁のケールの生産地は主に高知県内の山間部に分布していますが、実は遠く新潟県などにも当社ケールの契約農家さんがいらっしゃいます。どうして新潟県なのか!?と疑問に思われる方も多いと思いますが、これは台風や風水害によりケールの収穫が高知県でできない時のために、なるだけ被害にあいくい土地を保険地として、契約をしているのです。
長きにわたりご愛飲されている方の中には、台風の多い9月や10月に青汁をやむなく休配させていただいたことがご記憶にある方も少なくないかと思います。遠藤青汁は新鮮な作りたての青汁をお客様に、というポリシーのもと、どうしてもケールが不足し、収穫できない時には皆様に大変ご迷惑をおかけしてしまいます。
また、少しでもそういったことのないよう、はるばる新潟県でもケールの栽培をしていただいています。

●そんな生産者の方々をちょっとだけご紹介いたします。
11月とはいえ、どんなにか寒いと思い大変な厚着をして一路新潟へ。でも高知県から南国の陽気を持って行ってしまったようで、それほど寒くもなく、地元の方もびっくりしていました。
新潟県の生産地は主に岩船郡関川村に点在しています。関川村は人口約7,500人あまりで新潟県の北東部の山形県境にあり、観光地として大自然に恵まれた荒川峡と4つの温泉峡。そして国指定の文化財を持つ、歴史と文化の里でもあり、全国に「関川村」の名を広めた「大(たい)したもん蛇まつり」で有名な村でもあります。
そんな関川村で、ケールの栽培をしている生産者の一人、大島さんはケール栽培の他に地元特産女川ハムの生産や、米、おもち、といろいろと大忙しだそうですが、それでも仕事が趣味だとか、「おいしいといってもらえた時が一番うれしい」という大島さんの笑顔には、お客様に満足していただきたい、という強い意志を感じました。遠藤青汁も大島さんや新潟県生産者の方々のパワーに負けないように、お客様の健康を第一に考え、今年も一年がんばります!

★取材に協力してくださった新潟県の皆さん、ありがとうございました!これからも寒さに負けず、がんばってください!

(写真/48_photo1.jpg)

11月末のケールの様子
今年の収穫は終わっていますが、雪に負けることなく春に種を取るためにこうして残しておきます。

(写真/48_photo2.jpg)

新潟県生産者の皆さん
寒い土地柄とはうらはらに、とっても明るい方ばかりです。

(写真/48_photo3.jpg)

生産者の大島さん
仕事とお酒がだいすき。女川ハムも手がけている。

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