【青汁新聞 No.72】
平成20年(2008)5月1日
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医療現場からのメッセージ
「お酒と上手に付き合う」
〈私がお伝えします〉
南国中央病院・副院長 速瀬啓純(はやせよしずみ)先生
(写真/hayase_dr.jpg)
お酒を日本酒(アルコール度数15%)に換算して毎日3合以上飲んでいる人を常習飲酒家と言い、健康に対する様々な障害を起こしてきます。例えば、3合以上を10年間続けると前頭葉を中心とした脳の萎縮が生じます。これはCTとかMRI上は有機溶剤中毒(シンナー中毒)の方の脳と極めて似ていることが知られています。また5合(5合以上飲んでいる人は大酒家と言います)のお酒を、男性なら20年間、女性なら10年間飲み続けるとアルコール性肝硬変になってしまう方もいます。
お酒(エチルアルコール)は体内に入ると酵素の働きでアセトアルデヒドという物質になり、次いで別の酵素の作用で酢酸(お酢)になります。従って2種類の酵素を持っている人は欧米人のようにかなりお酒が強い訳です。ところが日本人は両方持っている人(かなり飲める人)は4人に1人、どちらかを持っている人(普通に飲める人)は2人に1人、どちらも持っていない人(全く飲めない人)は4人に1人であり、かなり飲める人は沖縄、南九州、南四国、東北に集中していることが判っています。頑健な人が自分の体力を過信して健康を損ねるように、かなり飲める人は飲めるが故に健康を失います。東京都の統計では大酒家は独身で平均44歳、家庭持ちで平均53歳で死去するとなっていますがこのことを如実に物語っていると言えます。
一方、お酒を1合から1.5合の量で晩酌をしている方は全く飲んでいない人より血栓症(脳硬塞、心筋梗塞など)が発生する割合が低いことが報告されています。また、お酒のカロリーはエンプティカロリーと言って蓄積されずに一緒に食べたものを消化・吸収されることに使われます(但し、お酒の中に含まれている糖質は蓄積されます)。従って、食の細い人はお酒を食事の一環として摂るようにすると健康のためにも良い訳です。お酒は『酒は百薬の長』と言われているように、適量(晩酌1合から1.5合)を守って飲めば健康に寄与するということです。
日々、適量のお酒と1本の遠藤青汁を摂れば健康維持と増進に役立ちます。
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〈今季のひとこと〉
生の菜っ葉は生命のもと なるべく多くそのままたべよ
(医学博士 遠藤 仁郎 著 「あおむしのねごと」より)
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私の体験談〜愛飲者様の声〜スペシャル
今回はお便りを大特集!
青汁との出会いは20年も前のことです。肺癌治療後退院し、知人の紹介で飲み始めました。そのころ世の中は好景気で活気づいていました。私は家に閉じこもり、髪のない頭を帽子で隠し、多い時で青汁を9本飲み、勉強や祖母の介護をしていました。いつか癌が簡単に治る日が来ると信じて生きてきました。
今では元気に毎晩塾で働けることが夢のようです。こうして生きていることへの感謝は一生忘れません。配達の方、毎日ありがとうございます。
(T・I 様(45歳))
我家の朝は青汁から始まります。朝一番空っぽの胃が青汁で満たされて、きっと喜んでいるだろうと思いながら飲んでいます。体に良い事をしているという満足感があり1本の青汁を飲む事が生活の一部となっています。
東京に嫁いでいる娘も、帰ると何日間だけでも配達をお願いしています。
(高松市・真鍋 様)
ケール作り20年。いまだ上手にならない。『一の肥しは主人の足跡』という諺があるが、ケール作りは正にそれが当てはまる。観察、現状把握、適切な対応、どれを取っても主人の仕事であるが、小生は20年この方一度も満足に行えたことがない。少し要領が良くなったに過ぎない。
青虫対策を例に取ると、蝶を捕らえる事が先決と、蝉取袋で追廻したが、相手もさる者、ひらひらと、まるで牛若丸と弁慶、一向に埒があかない。ところが、花の葉陰で夜寝ているものは手で取れる。こちらが昼寝して夜行けばよい。あの厄介な夜盗虫は成虫になると手に負えないが幼令期は集団で一枚の葉で生活している。遠目でもそれとわかる葉ごと撤去で事足りる。
粉蛾には誘蛾灯が効果的だし、雑草は生育初期に管理機で撹拌すれば効果的である。施肥にしても適期を失っしない事が肝要で、要するに『一の肥しは主人の足跡』であるが、実行することが困難なだけである。
(ケール生産者・谷口 様)
初めてキャップをはずして匂いを嗅いだとき、『ウワッ』として臭いなぁ、こんなものはとてもじゃない『飲めない』と言ったのを覚えている。
飲んだ時も、口の中に葉っぱが残り、あわててジュースを飲んだ。今までに味わった事のない経験をさせてもらった気がした。
しかし、現在はといえば・・・馴れとは恐いもので、全く気にしないで美味しく飲んでいる。自分でも不思議に思う。
さて、体験談であるが自分ではほとんど変化が分らない。自覚症状がない。ただ、血液検査をした時に、結果が全て良好な事、成人病に関する所(血圧、血糖値、コレステロール値ほか)が基準値内にあり、特に血圧は低いほどである。
これが青汁効果なのか?不思議・・・
(玉田(販) 様)
この仕事に就いて(飲み始めて)3年が経ちました。それまでは多くの方々と同じように、『青汁=苦くまずいもの』と思っていたので、飲む気もなく飲んだこともありませんでした。飲んでみると、最初から抵抗なくストレートで飲め、偏見を覆されました。
飲み始めるまでも、体調で気になるところはなかったのですが、日々老化しているのにもかかわらず、以前にも増して調子が良いです。具体的に挙げると、風邪を引きにくくなったり、仕事をし始めたのに、していない頃より体が疲れなくなりました。それから、イライラすることも少なくなったような気がします。
最近では、生野菜サラダにもドレッシングなどかけず、そのままの味がすごくおいしく感じられます。
(尾川 様)
私より先輩だった友人から青汁を勧められ今に至っており、止められない理由の一つとして長年苦しんでいた足の魚の目なくなった事です。彼女も二度目に会った時、お姉さんの看病に3ヶ月留守の間飲めなくて、又再発した事を聞かされ、更に驚きました。やはり体の中の細胞すべてに行き渡っている事を実感しました。何時も生物を扱っている方は大変な御苦労がある事と思いますが、この様な私達も居る事をお忘れなく一層の御努力を願って止みません。
(高松市・森 様)
私が青汁を飲み始めたのは、今から約14年前です。当時、仕事中に腰から下腹部に激しい痛みが起こり、病院に行ったところ尿管結石と診断されました。最終的にはレーザーにより破砕して除去しましたが、その間時々くる痛みに苦しい思いをしました。
病院の先生の話によると、ストレスもあるが、野菜などを食べて食物繊維を多くとるようにということでしたので、すぐ青汁を飲もうと決めました。考えてみると、その時の私は若かったこともあり食事は肉食中心で麺類も好きですので、あまり野菜を摂取していませんでした。
かといって、好きな肉や麺類を控えて野菜中心の食事というのも無理なので、それ以来、約14年飲みつづけています。
青汁の効用はもちろん、仕事の合間に配達員の方と交わす何気ない会話もストレスの発散になっているのか、おかげさまで、14年間結石はできずに暮らしています。
(高知市・遠山 様(40歳))