【青汁新聞 No.78】
平成21年(2009)11月1日
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医療現場からのメッセージ
「現代人の体のトラブルについて」
〈私がお伝えします〉
南国中央病院・副院長 速瀬啓純(はやせよしずみ)先生
人間の体には人間が生物として環境に適応して進化してきた証が残っています。
例えば、人間の体の中で血糖値を下げるホルモンは膵臓で作られるインスリンしかありません。逆に血糖値を上げるホルモンは多数あります。これは、血糖値が下がるということが発生しやすい環境(つまり、炭水化物などの食物をお腹いっぱいに摂ることがあまりない環境)に太古の人間は生活していたことを表しています。ところが、このことが飽食の時代の現代では災いして、ご存知のように糖尿病を発生させやすくなっています。
また、人間の血管の中では活性酸素という微生物などを殺傷する物質が作られています。これは、抗生物質のなかった時代に体の外から進入してきた病原微生物を自分自身の力で排除することが必要であったからで、活性酸素を多く作ることができた人間が生き残りやすかった訳です。ところが平均寿命が大きく延びてしまった時代では、活性酸素は動脈硬化の大きな原因でもあり、体に対してトラブルを起こすことが問題となっています。
塩分の摂取についてもそうです。昔は塩は簡単に口に入るものではありませんでした。給料(サラリー)の語源が塩(ソルト)であることからもいかに貴重なものであったかを知ることができます。それに対して野菜や果実は食べることのできる機会が多かったと考えられます。その結果、体は塩(ナトリウム)を貯めて、その代わりに野菜や果実に多く含まれているカリウムを尿から出す仕組みを持つようになっていったのです。[この仕組みは左右各々の腎臓に100万個ずつあって、尿をつくっている糸球体の中にあります。]世界保健機構(WHO)は1回の塩分摂取を6g以下にと推奨していますが、日本人は約12gの塩分を摂取しており、高血圧、心臓病、腎臓病などを発生そして悪化させやすい原因となっています。
塩(ナトリウム)を尿で出すためには野菜や果実に入っているカリウムが不可欠です。また、人間の体の機能に合った生活をするためにも塩分摂取を少なくして野菜を多く摂ることが大切です。
青汁を飲むことを毎日の生活の一部としたいですね。
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〈今季のひとこと〉
米・肉・砂糖 魔の邪食(グルメ) イモ・マメ・ナッパ 神の正食(マナ)
(医学博士 遠藤 仁郎 著 「あおむしのねごと」より)
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【新型インフルエンザ特集】
インフルエンザにご用心!!
今年は新型インフルエンザが猛威をふるい、世間をにぎわせています。毎日青汁を飲んで健康で元気な体に整えておく事は基本ですが、新型インフルエンザに対する正しい情報を得る事で、具体的な対策法を実践すると、より効果的です。自分の身は自分で守りたいものです。
●新型インフルエンザAってどんな病気?
(特徴1)
・症状は、38度以上の発熱、咳、悪寒、咽頭痛、全身倦怠感、頭痛、鼻汁、鼻閉、関節痛の順に多い。
・症状は、季節型インフルエンザとよく似ている。
・潜伏期間は1〜7日(多くは4日以内)
(特徴2)
・日本での感染者の84%は30歳未満で、47%が10歳代。
・感染力は強いが、多くの感染者は軽症のまま回復している。
・抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ)が有効である。
(特徴3)
・季節型インフルエンザでは高齢者が重症化して死亡する例が多いのに対し、今回の新型インフルエンザでは妊婦や基礎疾患(糖尿病や喘息等)がある者の一部が重症化し、一部死亡することが報告されている。
・入院の原因として、小児ではインフルエンザ脳症、成人ではウイルス性肺炎がある。
(特徴4)
・周囲へ感染させる可能性があるのは、発症の翌日から7日間、または、熱が下がってから2日間。
・多くの人が免疫を持っていないため、季節型インフルエンザに比べ、大きな流行がある可能性がある。
●インフルエンザなどの感染から身を守ろう!
マスクのつけ方、手の洗い方・・・ちゃんとしているつもりでも意外と出来ていないかも?とっても簡単なことなので、少しおさらいしてみましょう。
【飛沫感染予防】マスクのつけ方・はずし方
・鼻からウイルスを吸い込まないために、鼻からあごまでフィットさせることが大切。
(写真/78_mask.jpg)
【飛沫感染予防】咳エチケット
・咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクをもっていない場合はティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から1m以上離れて、他の人にシブキをかけないようにしましょう。
・鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
・咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
【接触感染予防】石鹸で正しく手を洗おう
(1)手を水でぬらし、石鹸をつける。
(2)手のひらをこすり、よく泡立てる。
(3)手の甲、爪・指の間をこする。
(4)親指・手首をねじり洗いする。
(5)指先を下にして流水で石鹸を洗い落とす。
(6)水分を完全に拭き取る。
●かかったかな?と思ったら
以下の点に注意して対処しましょう。
・人ごみをさけましょう。(症状がある人は特に)
・症状があり、医療機関を受診する場合には、事前に医療機関に連絡をしたうえで、マスクをして、公共機関を使わずに受診しましょう。
・家族に症状がある場合は、症状のある者はマスクをし、看護する者は手洗いをこまめに行いましょう。
・特に、妊婦や基礎疾患を持つ者に、インフルエンザがうつらないように注意しましょう。
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私の体験談〜愛飲者様の声〜
■この夏も青汁のお陰で主人が元気で過ごすことが出来ました。愛飲歴10年ですが、これだけ新鮮な緑葉素を届けて下さることに感謝しています。それに、配達の方の元気なお声にいつも青汁以上のたくさんの元気をいただいています。これからもよろしくお願いします。(松山市・黒田様)
■野菜不足の為、毎日かかさず飲んでおります。風邪もひかずお陰さまで仕事も楽しく精を出し頑張ることが出来ています。青汁はやっぱり効きます。(安芸市・和民様)
■2歳半になる娘が、いつも「青汁・青汁」と嬉しそうに言って、青汁を飲んでいます。お陰で風邪をひかず感謝しています。(広島市・土生様)
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〈青汁堂 FRESH*NEWS〉
●おいしい秋味ドリンク、好評販売中〜♪
青汁堂では季節ごとのフルーツを使った青汁ミックスを販売しています。9月初めには、イチヂクとハチミツMIXを販売しましたが、リピーター続出の人気メニューで10月初めには完売となりました。
現在のオススメは高知県の「新高梨MIX」!県外のお客様からめずらしいとご注文をいただき、飲んでみると「梨の甘味がきいていて美味しい!」と喜んでいただいています。
●大人気!新高梨MIX
(材料)
・遠藤青汁 1本(90cc)
・新高梨 約35g
・ハチミツ 小さじ2
(作り方)
材料をジューサーにかけます。新高梨は水分が多いので、出来上がりは約100ccになります。又、ハチミツの量は梨の種類や熟れ具合によって調整してください。