【青汁新聞 No.82】
平成22年(2010)11月1日
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医療現場からのメッセージ
「インフルエンザの最新事情」
〈私がお伝えします〉
南国中央病院・副院長 速瀬啓純(はやせよしずみ)先生
季節性インフルエンザの予防接種の時期になりました。今年のワクチンには昨年世界中で流行したH1N1の新型インフルエンザ株も組み込まれているので特に昨年インフルエンザに感染していない方はワクチン摂取を受けられることをお勧め致します。
昨年の新型インフルエンザについての統計を見ると感染した方の死亡率は季節性インフルエンザよりやや低く、(以下は今後さらに新しいタイプのインフルエンザウィルスが登場してもあてはまると考えられますが、)若年者に感染者が多くて高齢者が感染すると重症化しやすく、合併症で肺炎になられた方から検出された細菌は肺炎球菌とインフルエンザ菌が大部分でした。
インフルエンザはA型、B型、C型と3つの型がありますが問題となるのはA型とB型で新型が出現するのはA型です。理論的にはH1〜16とN1〜9までで16×9=144種類のウィルスが考えられますが実際にヒトへの感染が確認されているのは10種類です。そのなかで近年注目されているのがH5N1鳥型インフルエンザウィルスで、アジア、アフリカ、ヨーロッパにわたり感染が、家畜、野鳥、そしてヒトを含む哺乳類まで広がってきています。1997年には香港のニワトリでの発生に引き続いて18名へのヒトへの感染とそのうち6名の死亡が報告され、香港中のすべてのトリが殺処分されました。2008年のWHOのまとめではインドネシア137名、ベトナム106名を含む387名の方が感染して、そのうち245名の方が亡くなっています。毒性が強く致死率63%であり、無治療だと100%死亡します。まだ完全なヒト型にはなっていませんがウィルス遺伝子の40%程度がヒト型に変異してきており、いつ新型ウィルスとして世界的大流行(パンデミック)を引き起こすのかと恐れられています。残念ながらこのウィルスに対するワクチンはまだありません。ただし一部の抗インフルエンザ薬は効果があるとも言われています。
インフルエンザのような感染症は、通勤ラッシュや空港、そしていろいろな催し物のようにヒトが動く、ヒトが集まるところで広がります。帰宅したらうがいと手洗いを励行し、おかしいなと感じたら医療機関を受診して下さい。抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内の投薬でないと効果がかなり低下します。内服薬(タミフル)と吸入薬(リレンザ)がありますが、一回の吸入でよい新薬(イナビル)も登場しました。
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〈今季のひとこと〉
ナッパこそ 天地自然の こよなきめぐみ
(医学博士 遠藤 仁郎 著 「あおむしのねごと」より)
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遠藤治郎博士来高!!
●平成22年9月11日・12日、遠藤治郎博士が来高されました。
博士は、生産者の竹垣様のお宅をまず訪問され、池田の標高約600〜700メートルの南に面した傾斜地に生育するケール畑を視察されました。雨の少ないこの時期にも関わらず出来の良いケールの生育に大変感心しておられました。
その後、竹垣さんのお宅を訪ね、ケール栽培についてのお話をうかがいます。竹垣様は、ケール栽培を始めて以来、乾燥を防いだり虫対策に蚊帳や草を刈ってケール畑に敷き詰めるなど、大変なご苦労をされ、素晴らしい土づくりをされているそうで、博士も大変感激されていました。
その後、高知市帯屋町の青汁堂を訪問し、野村社長と会談。ひろめ市場では、「さすが土佐の高知!男女を問わずお酒を飲んでおられる」と驚かれていました。
翌日は高知本社にて工場内全ての行程を視察。社員にも積極的にお声をかけて頂きました。
「また機会があれば他の地区の生産現場も見学したいものです」とおっしゃり、お帰りになられました。
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青汁仲間、大集合!「あおじら〜広場」
酷暑からやっと秋らしくなりました。青汁堂のお手伝いに行っていると、「最近なんだかすっきりしない。疲れてる・・・」というお声をよく聞きます。夏の疲れが秋になって出ているのでしょうか。フレッシュな青汁をご注文いただき、少しおしゃべりしたら帰る頃には笑顔。嬉しくなる瞬間です。
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飲み始めて8年、季節によって「今日はきめが細かく甘いな・・・」とか、「すじっぽくて口に残るな・・・」など味がわかるようになりました。遠藤先生の「芋・豆・なっ葉」をいつも頭において健康な身体作りに役立てています。(松山市・T様)
〈編集人〉当社の青汁が他と違うのは、生産地からお客様の元へお届けする間、冷凍や保存をせず、出来るだけ生の原料そのままに近い形でお届けしているところ。当然季節や葉の状態によって味や風味が若干変わります。そこを敏感に感じて頂けるお客様は真のあおじら〜ですね!ありがとうございます。
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青汁が苦手な妻の為に健康ドリンクを毎日帰宅後に作っています。
●材料・・・青汁1本・豆乳100cc・バナナ1本・リンゴ半分・ニンジン大2分の1本・ブルーベリーのドライフルーツ少々・生姜少々・いりこ・にがり・はちみつを入れてミルサーします。(高松市・Y様)
〈編集人〉わ〜ステキ!栄養も愛情もたっぷり入ってますね!奥様はとても幸せですね。
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青汁を始めて4年になります。毎年の健康診断の数値が良くなり本当に嬉しく感じています。これからも続けていきます。(伊予郡・T様)
〈編集人〉健康第一!これが全てにおいての土台ですよね!嬉しいお便りをありがとうございました!
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〈青汁堂 FRESH*NEWS〉
●「卵かけごはん定食」人気です!
先日さんさんテレビの取材でもご紹介いただきました人気メニューの「卵かけごはん」をご紹介します。こだわりの三原米をブレンドしたご飯には、ケールを食べた鶏の卵に特製卵かけ醤油をかけていただきます。惣菜3品とお味噌汁つきで400円!!さらに、豚の生姜焼き、唐揚げ、魚の干物など常時7種ほどからおかずをプラスして「卵かけごはん定食/600円」(右写真)にもできます。食後の青汁は格安でお召し上がりいただけます。(例:青汁ストレート通常350円を150円)
ボリュームも満点!食後は遠藤青汁をどうぞ♪